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リースバックの売却代金の使いみち|手元に残るお金を、どの順番で考えるか

おうちの模型と電卓、一万円札

リースバックで入る売却代金は、全部が手元に残るわけではありません。ローンの残債・諸費用・税金を引いた額を出し、生活費の予備、医療・介護、修繕、ご家族への援助の順に考える方法を、使い切らない視点とあわせて説明します。

おうちを手放して入ってくるお金。うれしさよりも、「これを、どう使えばよいのだろう」と戸惑う方もいらっしゃいます。思い出の詰まったおうちと引き換えのお金だからこそ、使いみちは、急がずに考えたいものです。この記事では、手元に残る額の出し方と、使いみちを考える順番をご説明します。

まず、手元に残る額を出します

売却代金が、そのまま手元に入るわけではありません。次のものが引かれます。

  • 住宅ローンの残債:残っている場合は、売却代金で一括返済します。
  • 諸費用:印紙代、登記費用、仲介の場合は仲介手数料など。
  • 税金:売却して利益が出た場合などに、税金がかかる可能性があります。かかるかどうかや金額は、購入したときの費用、所有していた期間、特例が使えるかなどで変わります。

手元に残る額 = 売却代金 − ローンの残債 − 諸費用 −(税金がかかる場合は、その分)

計算の例です。

項目 金額(例)
売却代金 1,500万円
住宅ローンの残債 −500万円
諸費用(仲介手数料56.1万円・登記8万円・印紙1万円) −65.1万円
手元に残る額(税金は含まず) 934.9万円

実際の金額ではありません。費用の内訳はリースバックにかかる費用の一覧、税金はリースバックと税金でご説明しています。

なお、リースバックの売却代金は、通常の売却より低くなるのが一般的です。当相談室では、通常の売却で見込める金額との差額も、書面でお見せします。

愛犬を抱く女性と、ご高齢の男性

使いみちは、この順番で考えます

売却代金の使いみちに、制限はありません。ご本人のお金です。リースバックでは、売却のあとも、賃貸借契約を結んで住み続けられます。そのかわり、これからは、お家賃を払いながら暮らすことになります。先に順番を決めておくと、あとで困りにくくなります。

  1. 生活費の予備:年金などの収入で足りない月の分や、お家賃を払い続けることへの備えです。
  2. 医療・介護の備え:年齢が上がると、費用が増える可能性があります。
  3. 修繕・暮らしの備え:住むために必要な修繕は、オーナー様の負担が基本です。ただし、軽微な修繕を借主の負担とする特約もあります。家財の買い替えにも備えます。
  4. ご家族への援助・やりたいこと:お子様やお孫様への援助、旅行や趣味など。

1から3を先に確保して、残りを4に回す。これが基本の考え方です。なぜ、この順番なのでしょうか。1から3は、ご本人の暮らしを守るための備えだからです。ご家族への援助も大切ですが、ご本人の暮らしが先に成り立っていることが、前提になります。ご事情によって、順番は変わって構いません。

猫を抱く、笑顔のご夫婦のイラスト

「使い切らない」ことが大切です

おうちを売ったお金は、これからの暮らしを支える大切なお金です。使い切らないことを、いちばんの前提にします。

たとえば、手元に残る額が934.9万円で、月額のお家賃が10万円(買取金額1,500万円・期待利回り8%)だとします(計算の例です)。年間のお家賃は120万円、約7.8年分で、手元に残る額とほぼ同じです。

もちろん、お家賃は、毎月の収入から払うのが基本です。けれど、収入だけでまかなえない月が続けば、そのぶんを手元のお金から出すことになり、思ったより早く減っていきます。お家賃の合計が売却代金に達する年数の出し方は、お家賃と売却価格の関係でご説明しています。毎月の上限の決め方は、お家賃の上限を決める3ステップをご覧ください。

入金のあとも、急いで使わなくて構いません

まず、生活費の予備になるお金を別に分けておき、そのあとで、ゆっくり使いみちを考えてください。ご家族に相談してから決めても、遅くはありません。

申告書類と家の置物、電卓

使いみちを決める前の、4つの確認

  1. 手元に残る額は、税金や諸費用まで引いた金額になっているか
  2. 住み続けたい年数のお家賃の合計を、並べて見たか
  3. 医療・介護・修繕の予備を、先に別にしたか
  4. ご家族への援助は、ご本人の暮らしが十分に成り立つ範囲か
税金や贈与は、専門家にご確認を

お子様やお孫様にまとまったお金を渡すときは、贈与税などがかかる場合があります。売却して利益が出たときの税金や、マイホームの特例が使えるかも、個別の事情で変わります。渡す前、使う前に、税理士または税務署にご確認ください。当相談室は、個別の税務相談にはお答えできません。

まとめ

売却代金は、手元に残る額を出し、生活費の予備・医療や介護・修繕の備えを先に確保して、残りの使いみちを考える、という順番で見ていきます。使いみちに制限はありませんが、お家賃を払い続けることを考えて、使い切らないことが大切です。無料の一括査定では、手元に残る額の見通しを、通常の売却と並べてお見せします。急がず、ご家族とご検討ください。

この記事のよくある質問

リースバックの売却代金は、自由に使ってよいのですか

使いみちに制限はありません。ただし、住宅ローンが残っている場合は、売却代金でまず返済します。そのうえで、これからお家賃を払い続ける年数も見込み、使い切らないようにお考えください。

売却代金をお子様やお孫様に渡すとき、税金はかかりますか

渡し方や金額によっては、贈与税などがかかる場合があります。個別の事情で変わりますので、渡す前に、税理士または税務署にご確認ください。

手元に残る額は、どうやって出しますか

売却代金から、住宅ローンの残債と、印紙代・登記費用などの諸費用を引いた額が、おおよその目安です。売却して利益が出た場合は、税金がかかることもあるため、その分も確かめます。
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