リースバックとリバースモーゲージの違い|どちらが合う?選び方の考え方

自宅に住み続けながら資金をつくる方法として、よく並べて語られるリースバックとリバースモーゲージ。所有権、毎月の支払い、年齢の条件、対象の物件、相続のときの違いを、やさしく整理します。
自宅に住み続けながら、まとまった資金をつくりたい。そう考えたとき、よく名前が挙がるのがリースバックとリバースモーゲージです。どちらも、住み慣れたおうちで暮らし続けたいというお気持ちに応える方法ですが、仕組みはまったく違います。
仕組みの違い
リースバックは、自宅を売却して次の所有者様(オーナー様)に所有権を移し、オーナー様と賃貸借契約を結んで、お家賃を払いながら住み続ける仕組みです。売却代金は、引き渡しのときに一括で受け取れます。
リバースモーゲージは、自宅と土地を担保にして、金融機関から融資を受ける仕組みです。所有権は手元に残ります。商品によって異なりますが、ご本人がご健在のあいだは利息のみを払い、元金は契約が終わるとき(亡くなったときなど)に、自宅の売却などで一括返済する形が多く見られます。

8つの点で比べる
| 見るところ | リースバック | リバースモーゲージ |
|---|---|---|
| 所有権 | オーナー様へ移る | 手元に残る |
| 資金の受け取り方 | 売却代金を一括で受け取る | 融資枠の範囲で借りる |
| 毎月の支払い | お家賃 | 利息(商品による) |
| 年齢の条件 | 原則なし | 下限年齢が定められていることが多い |
| 対象の物件 | 一戸建て・マンションなど幅広い | 土地の評価が中心。マンションが対象外の例もある |
| 資金の使いみち | 制限なし | 制限がある場合が多い |
| 相続のとき | 売却代金は現金として残る | 契約終了時に自宅を売却して返済する。相続人が返済して自宅を引き継ぐ形が選べる商品もある |
| 契約後の見直し | お家賃の改定条件を契約書で確認 | 金利の変動や、担保評価の見直しがある場合がある |
一般的な特徴を整理した表です。実際の条件は、事業者・金融機関によって異なります。
リバースモーゲージで、確かめておきたいこと
- 返済のしかた:亡くなったあとに、自宅の売却代金で足りなかった場合、不足分を相続人が返済するのか、しなくてよいのか。これは契約の種類によって異なります。
- 金利が変わるか:金利が変動する場合、毎月の利息が増える可能性があります。
- 担保の評価が下がったとき:地価が下がると、融資の枠が見直される場合があります。
- 相続人の同意:金融機関によっては、推定相続人の同意を求められることがあります。
リースバックで、確かめておきたいこと
- 売却価格は、通常の売却より低くなります。オーナー様が貸すことを前提に買うためです。
- お家賃が毎月かかります。売却価格が高いほど、お家賃も上がります。
- 住める期間は、賃貸借契約の種類で決まります。くわしくは普通借家と定期借家の違いをご覧ください。
- 買い戻しは、契約で決めた場合にだけできます。くわしくは買戻し特約の解説をご覧ください。
どちらが合うか、考え方の目安
- 自宅の所有権を手元に残したい:リバースモーゲージが候補になります。年齢、物件の種類、融資の条件を満たすかを、金融機関で確かめます。
- 年齢の条件に合わない、マンションが対象外だった、まとまった資金がすぐに必要:リースバックが候補になります。
- どちらも合わない、または毎月の負担が心配:通常の売却で住み替える、ご家族に買っていただく、といった道もあります。
なお、お住まいの市区町村の社会福祉協議会には、自宅を担保に生活資金を借りる公的な制度があります。対象は、世帯の収入などの条件を満たす方に限られます。条件は、お住まいの窓口にご確認ください。
当相談室は、リースバックとその周辺のご相談をお受けする窓口です。リバースモーゲージのお申込みは、金融機関が窓口になります。比べるための整理は、ご一緒にいたします。
まとめ
リースバックは「おうちを売って、借りて住む」、リバースモーゲージは「おうちを担保に借りて、住む」。この違いが、所有権、毎月の支払い、相続のときの流れの違いにつながります。どちらが合うかは、ご家族の状況で変わります。無料の一括査定から、リースバックの条件を比べてみてください。
この記事のよくある質問
リースバックとリバースモーゲージの、いちばん大きな違いは何ですか
リバースモーゲージは、何歳からでも使えますか


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